はじめに
Appleの最新モデル AirPods Pro 3(第3世代) がついに登場しました。
新チップ「H3」と「U2チップ」を搭載し、AIによるノイズキャンセリング、心拍数センサー、防塵防汗性能(IP57)など、
日常でもワークアウトでも使える“次世代イヤホン”に進化しています。
発売から1週間ほど使ってみて感じたことをレビューします。

デザインと装着感
見た目は前モデル(AirPods Pro 2)を継承していますが、ステム部分がわずかに短くなり、より軽量化。
イヤーチップの素材も改良され、柔らかくフィット感が向上しています。
ケースの質感はマット調になり、指紋が付きにくく、手触りが心地いい仕上がり。
音質とAdaptive Audio
新しい「Adaptive Audio Pro」機能が追加され、周囲の環境音をリアルタイムで解析。
騒がしい場所ではノイズを抑え、静かな場所では自然な音をそのまま残すという、まさに“AIイヤホン”。
低音の厚み、高音の透明感が向上し、AirPods史上最も立体的なサウンドを実現しています。
🎧 Apple公式では「パーソナライズされた音響体験」と表現されていますが、実際にも音のバランスが非常に自然。
EDM・映画・通話、どのシーンでも快適に使えました。
ノイズキャンセリングと外音取り込み
ノイズキャンセリング性能は、AirPods Pro 2の約2倍(Apple公式発表)に向上。
電車内やカフェの雑音がしっかりカットされ、音楽だけに集中できます。
外音取り込みモードもより自然で、会話時に外す必要がないレベル。
「Adaptive Transparency」では、大きな音だけを瞬時に抑えてくれるので、街中でも安心です。
心拍数センサーとヘルス連携
AirPods Pro 3には心拍数センサーが新たに搭載。
iPhoneの「ヘルスケア」アプリと連動し、運動中の心拍や消費カロリーを自動で記録できます。
Apple Watchを持っていなくても、手軽に健康管理ができるのは大きな進化です。
バッテリーと防塵防汗性能
ノイズキャンセリングONで最大8時間再生、ケース込みで最大40時間使用可能。
新しいUSB-C充電+MagSafe充電に対応し、iPhone 15シリーズとの統一感も完璧。
さらに防塵防汗性能は IP57 に進化。
ランニングやトレーニング中の汗、水滴、砂埃にも耐えられる仕様です。
探す機能とケースの進化
ケースにはスピーカーとU2チップを内蔵し、「探す」アプリでより正確な位置を特定可能。
近づくと音で知らせてくれるので、紛失リスクが大幅に減りました。
ストラップホールも搭載され、カラビナ装着などのアレンジもしやすいです。
良かった点・気になる点
良かった点:
- AIノイズキャンセリングの自然さが抜群
- 心拍数センサーが便利で精度も高い
- 防塵防汗対応でワークアウトにも使える
- ケースの探す機能が実用的
気になる点:
- 価格がやや高め(39,800円)
- 音質が低音寄りで、クラシックにはやや強すぎる印象
まとめ
AirPods Pro 3は、「聞く」「健康を測る」「紛失しない」を1台で実現した完成度の高いモデルです。
AIによる自動音響調整と心拍数センサーの追加で、日常にもフィットネスにも最適。
Appleらしい“スマート体験”がさらに磨かれた、まさに新世代のイヤホンです。